齋藤歯科医院の理念
- パラファンクション
夜間の歯ぎしりや日中の歯牙接触癖(TCH:テレビやパソコン、スマートフォンを見るときや、何かに集中しているときに上下の歯を接触させてしまう癖) - 全身的な整形外科的障害
首・肩が痛い、腰や膝が痛くて歩けないなど - 睡眠障害(睡眠時無呼吸症候群)
夜中に目が覚めてしまう、朝起きてもスッキリせず日中も眠たい - ストレス
地域に根差した歯科医院
顎口腔の健康維持・増進
咀嚼・嚥下機能の回復・維持
健康寿命の延伸
平たく言うと、「地域の方々のお口の中やアゴをいい状態で保てるようにお手伝いする、加齢による噛むことや飲み込む機能の低下を予防する、それらによって人生の最期を迎えるまで健康でいられるようにする!」という感じです。
歯科を通して一生のお付き合いができるように努めてまいります。
診療方針、大切にしていること
歯科疾患は症状のある歯だけを見るのではなく、顎関節などを含めた顎口腔に対してのアプローチが重要だと考えています。
歯科疾患の原因の多くは生活習慣と関連があり、それらの改善も含め皆様の健康維持・増進のサポートができればと考えています。
また、口腔内の状態は、生活習慣や環境の変化、加齢変化に伴い変化するため、治療後の維持管理(メンテナンス)を重要視しています。
現在では、口腔や顎の健康が全身の健康に大きく関わることが科学的に明らかになっており、メンテナンスを通して顎口腔の健康の維持、QOL(生活の質)の維持向上に寄与したいと考えています。
また、近年では加齢にともなう機能低下、フレイルが問題になっています。
様々な理由で抜歯となり義歯を作製するも徐々に義歯の範囲が拡大し噛む機能が低下。
栄養状態不良となり筋・骨の萎縮、ロコモティブシンドローム、動かなくなることで基礎代謝量が低下。
軟らかくて食べやすいものは炭水化物・脂質過多になるため肥満や糖尿病、高血圧症に…。
さらに動かなくなりより食べやすいものを食べることで状態が悪化し、誤嚥による重篤な肺炎に…。
この負のスパイラルに陥らないために歯科治療・歯周治療による天然歯の保全、抜歯となってしまった際にはインプラントを含めた歯を補う治療による機能回復およびさらなる歯の喪失の予防、加齢による咀嚼嚥下機能の低下を予防・改善するためのリハビリテーションが重要となります。
当院では、患者さんに必要となるものが個人個人異なるため画一的ではなくオーダーメイドの治療およびメンテナンスの提供、また経時的な変化に気づけることが重要と考えているため、歯科衛生士を担当制にしております。それによってきめ細かな説明、治療、メンテナンスを行っています。
ただし、性格の相性はあると思いますので、担当衛生士の変更を希望される方はお気兼ねなくお申し付け下さい。
顎口腔の健康
平成元年(1989年)から厚生省(当時)と日本歯科医師会では『80歳で20本の歯を残そう!』の掛け声のもと”8020運動“を展開してきました。
当初は達成者が国民の10%にも達していませんでしたが、現在では国民の37%が達成しています。
また小児のう蝕予防活動を通して12歳時のう蝕経験歯数(未治療の虫歯と治療済みの歯の合計)は減少し、新潟ではフッ素洗口の普及拡大もあり12歳時のう蝕経験歯数は1本以下で、現在まで全国1位を維持しています。
しかし、う蝕は減少しているにもかかわらず、直近の全国歯科疾患実態調査では40代から歯牙が喪失していく傾向にあまり変化は認められません。
これにはいろいろな原因が考えられますが、治療後の顎口腔の健康維持には加齢とともに細かな配慮が必要であることを意味しています。
また最近では、下記のようなことが顎口腔の健康維持に大きく影響することが分かってきています。
これらには個人差があるため、日々の生活習慣や加齢変化とともに見定めた上で、顎口腔の健康を考えていくことが必要であると言えます。